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「いってみた」第14回は本島北部の軽石調査にいってみた

  • 2021.11.5

 小笠原諸島「福徳岡ノ場」の8月の海底火山噴火で生じた軽石が、10月になって千キロ以上離れた沖縄県内や島々に漂着し漁業や観光などに大きな被害が出ている。潮流に運ばれた軽石は満潮時は川の中に入り込み、干潮時は海に戻るを繰り返しながら北風に押されて南下しているように思える。特に南側が湾になっているところでは、軽石の滞留が見られる。風向きや潮流によって動きが変わるようだ。そこで、令和3年11月1日~3日まで本部半島から国道58号を北上、辺戸岬、国頭東線を南下して二見まで軽石の動きを調べてみた。結果軽石の滞留の多いのは本島西側の南が湾になっているところが特に多い。東側は辺戸岬から安田までの滞留は見れるが他に滞留は少ない。でも沖縄県の海上は帯のようになって軽石は漂っている。2日タクマ3にて(本部・那覇)を往復して確認した。収束が見えない軽石の影響。どうなる? 頑張れ沖縄県!! 頑張れ漁業者!!  みんなで知恵を絞ってなんとかせねば?

漁港の軽石、今は悪者だが、もしかしたら宝物になるかもしれません? ちなみにある県の軽石は売られているそうだ!

新里漁港、軽石はオイルフェンスにて止められているが、右側奥まで滞留がある

湧川マリーナ方面

仲尾次方面、奥が羽地漁港、羽地大川にも軽石が埋まっている

古宇利大橋南詰展望所西側

ワルミ大橋から、奥が運天港、羽地内海に軽石が流れている(手前へ)

屋我地漁港橋の下の軽石

羽地漁港の西側、羽地大川の河口、私の意見、桟橋が伸びている分漁港への軽石の流入を防げたと思われる

稲嶺海岸 (株)カイコン前

源河川満潮時、約1キロ先まで軽石で埋まっている。言葉が出てこなかった!

同じ源河川干潮時、軽石が消えた?海に流れ出たようだ。干満で軽石が出たり入ったりしているようだ

辺士名漁港の軽石撤去作業の様子

奥漁港、奥川、北風がもろに当たり軽石の滞留が多々、涙がこぼれた

安田漁港の軽石撤去作業

私らも、これでは魚がとれない? 死活問題だ!(と、言っているように思えた)悲しい

海洋研究開発機構が予測した11月下旬の軽石の広がり。11月4日沖縄タイムスより抜粋